イギリスの交通委員会(Transport Committee)は、「ロンドンにおけるドア・ツー・ドアの交通」というレポートを公表した。Euro Transportによる紹介記事のURLは次のとおりである。
https://www.eurotransportmagazine.com/23461/news/industry-news/integration-door-door-report/?utm_medium=email&utm_campaign=ET%20-%20Newsletter%2017%202017&utm_content=ET%20-%20Newsletter%2017%202017+CID_07265c5e64ff34eb0048c686a89ea924&utm_source=Email%20marketing&utm_term=Read%20full%20story
キース・プリンス(ロンドン市議会交通員会委員)は、ロンドンおける交通は、モビリティが限られていること、利用が不便なこと、信頼性が欠如していること、非効率なことなどで、アクセシビリティが十分であるとはいえない、と述べた。
本レポートにおいて、ロンドン交通局(TfL)は、効率的であることを保証する義務を負っているとともに、総合的なドア・ツー・ドア・サービスを必要な人びとに対して利用可能とする義務を負っているとされた。
本レポートでは、利用者個人に対するシステムへの予算を提案するとともに総合的なドア・ツー・ドア・サービスの例を紹介している。
ロンドン交通局(TfL)に対して、ドア・ツー・ドア・サービスのロードマップを策定し、利用者個人に対するシステムへの予算を導入することを提唱している。
現に利用可能なドア・ツー・ドア・サービスとして、ダイアル・ア・ライド、タクシー・カード、キャピタル・コール、コミュニティ交通、福祉交通サービスなどを挙げ、最後に移動の自由が誰に対しても認められるべきと結んでいる。
なお、タクシー・カード、キャピタル・コールは、いずれも通常手段での移動に困難な人向けのシステムである。タクシー・カードは補助金によるタクシー利用を容易にするシステムであり、キャピタル・コールは、電話して補助金による低料金のミニキャブを予約するシステムである。
https://tfl.gov.uk/modes/taxis-and-minicabs/taxicard-and-capital-call
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